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筑波海軍航空隊記念館 人は二度死ぬ。想いを伝えていく意味。新たな価値の模索へ 

茨城のもう一つの戦争遺構 笠間の筑波海軍航空隊記念館に

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筑波海軍航空隊とは、主に戦闘機の操縦訓練を行う航空隊として1934年に茨城県笠間市に設立された海軍基地。敷地内には数多くの戦跡がほとんど当時のまま残る、国内最大級の戦争遺構となっています

そして、最初の「特攻志願者」を生んだ地。

ここから多くの若者が特攻に飛び立っていったのです。

記念館には、特攻に飛び立っていった若者たちの遺書、遺品、その家族のその後が紹介されています。

婚約者に恋文を遺して飛びたった若者。そして、婚約者はその遺影と結婚式を挙げ、生涯一人ですごしました。

取り壊す予定だったところ。2018年。筑波海軍航空隊プロジェクト実行委員会が、クランドファンディングで最低限の整備を行い、筑波海軍航空隊記念館」としてリニューアルオープン

しかしながら、さらに発掘された遺構の公開、そして恒久的な保存と継続的な運用のめどはたっておらず、協議の中にあります。

戦後78年の今、鹿島、笠間の戦争遺構を訪ねて、戦争遺構の新たな存在意義について、存続させようと動いている活動を知り、考えるきっかけとなりました。

人は二度死ぬ

一度目は肉体が滅びた時

二度目は人に忘れられた時

終戦から78年が過ぎ、当時のことを語り継ぐ人が少なくなっています。戦争の記憶を地域が失ってしまう「二度目の死」によって、戦争を恐れなくなってしまわないだろうか?

役目を終え朽ちていくだけの軍事建物。次の世代になにを伝え、どんな影響を与えていくのか。これは人の終活も同じテーマではないのかなと思いました。

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