このたび、「小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>」の第17回公募において、
当事務所が事業計画作成からサポートしていたお客様が採択されました。
本当におめでとうございます!
■ 小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者が販路開拓や業務効率化などの取組を行う際に、
その経費の一部が補助される制度で、
中小企業庁・日本商工会議所が実施しています。
第17回は、申請件数:23,365件、採択事業者数:11,928件 採択率は51%でした。
小規模事業者持続化補助金の採択ポイント(一般型・通常枠)
1. 事業の目的・方向性が明確であること
- 「何のために」「誰に向けて」「どんな価値を提供するか」が具体的に書かれているか。
- 例:「地域の高齢者層に向けた宅配弁当事業」など、ターゲットが明確であること。
- 「売上増加」や「新規顧客開拓」につながるロジック(ストーリー)が通っているかも重要。
なぜ今この取組が必要なのか?」が一読して伝わるか。
🟦 「経営計画」部分の整合性
審査では、「経営計画書」と「補助事業計画書」の整合性が重視されます。
- 現状分析(SWOTなど) → 問題点 → 取組内容 → 期待効果
この流れが筋道立っているか。 - 売上・利益の見通しが現実的かつ根拠を持っているか。
- 数字(売上、経費、客数など)の裏付けがあると評価が上がる。
特に「経営計画=経営者自身の考え」であることが重要。
専門家が作った“型”ではなく、事業主の言葉が入っているかが採点に影響
3. 取組内容の具体性と実現性
- 「設備導入」「広告宣伝」「店舗改装」「ECサイト構築」など、取組の内容が具体的か。
- 見積書が現実的か、スケジュールが無理なく組まれているか。
- 実施体制(誰が何をいつ行うか)が整理されているか。
🔸抽象的な表現(「強化する」「改善する」だけ)では減点されやすい。
🔸「〇〇を導入し、〇月から稼働予定」「〇〇媒体でPRを実施」など、実行計画の明確さが大切
4. 補助金の使途が妥当であるか
- 対象経費の範囲(公募要領に明記)に沿っているか。
- 実際の事業効果(販路拡大・業務効率化)と経費がリンクしているか。
- 「効果が見えやすい支出」ほど評価されやすい。
「SNS広告+新商品チラシ作成」など、販路拡大が明確な取組であること
5. 地域性・社会性・持続性(加点要素)
- 地域資源を活かす取組(例:地元産品、地域連携など)
- 社会的課題への貢献(例:高齢者支援、障がい者雇用、環境配慮)
- 取組の継続性(補助金終了後も事業が続く仕組み)
🔸「一過性ではなく、自立できる事業モデル」が採択されやすい。
🔸「地域経済への波及効果」を意識して書くと加点されます。
特に「地域性」「実現性」「持続可能性」などが重視されます。
■花咲く行政書士事務所のポート内容
当事務所では、申請者様のビジョンや事業の強みを丁寧にヒアリングし、
次のような流れでサポートを行いました。
*事業の課題整理と目標設定
日々の業務で感じている「課題」や「こうなりたい」という想いを共有していただき、
現状分析(強み・弱み・機会・脅威)を一緒に整理しました。
そのうえで、「新規顧客を増やす」「リピーターを育てる」など、
補助金の趣旨に合った具体的な目標を設定しました。
*補助金の対象となる取組の選定
お話の中から、補助対象となる可能性が高い経費(広告費・設備費・販促ツール制作など)を抽出し、
「採択されやすい形」で事業内容を組み立てました。
「やりたいこと」を「補助対象の行動計画」に落とし込む部分を特に重視しています。
*加点ポイントを意識した事業計画書の作成支援
公募要領に基づき、
「地域性」「持続性」「経営力向上計画」などの加点要素を盛り込みました。
また、審査員が短時間で内容を把握できるよう、
見出し構成や文体を工夫し、3分で伝わる計画書を意識しました。
*収支計画・提出前の最終チェック
想定売上・経費・利益のバランスを確認し、
実現可能な数値になるように微調整。
添付書類や見積書との整合性も確認し、不備ゼロの状態で申請準備を整えました。
*電子申請(Jグランツ)サポート
近年は電子申請(Jグランツ)が必須となっています。
GビズIDの取得サポートから、申請フォームの入力、ファイル形式の変換・添付まで、
操作が不安な方にも安心して進めていただけるよう、画面操作を一緒に確認しながら伴走支援いたしました。

こうした一連のサポートにより、
事業者様の強みと方向性が明確に伝わる計画書が完成し、
無事に採択といううれしい結果につながりました。
個人事業主様の努力と挑戦が実を結び、私たちも心からうれしく思います。
■ これからのフォローについて
補助金は「採択されたら終わり」ではなく、実施・報告・経費精算といった手続きがこれから始まります。
当事務所では、
実施計画の変更申請
経費証拠書類の整理
実績報告書の作成
など、補助事業の完了までしっかりサポートいたします。
補助金の申請をご検討の方へ(個人事業主様限定)
第18回以降の公募も予定されています。
「自分の取組は補助対象になるのかな?」
「書類づくりが難しそう…」という方も、
お気軽にご相談ください。
初回相談は無料です
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