私の仕事に対する美学 一期一会に続く言葉 残心余情

公証役場での仕事が終わった後、着替えて 車を走らせ独り誰もいない日没前の日立の海へ

日立太田尻海岸 私の心が変える場所。

波の音、潮の香りを感じながら一期一会につづく言葉・残心余情について心と身体で対話

弓道が教えてくれた 残心

 弓道には、「残心(ざんしん)」という独特の概念があります。矢を放った瞬間が終わりではなく、その後も心と体のバランスを保ち続け、全体の流れを完成させるというものです。これは、技の一部として「動作の余韻」にも意識を向けるという精神的な教えです。弓道では矢を放った瞬間が終わりではなく、その後も心と体のバランスを保ち続け、全体の流れを完成させる。いい射こそ残心に宿ります。

 弓道の一連の動作は、ただ的に矢を当てることだけが目的ではありません。矢を放つ瞬間にはすべての心身が集中し、その後も弓を構えた状態の姿勢や呼吸を整え、余韻を感じ取りながらも静かにその場を支配することが求められます。「残心」とは、その技が終わった後も、自分の心と身体が落ち着いた状態であること。緊張感と集中力が保たれていることです。

その一瞬の結果だけでなく、その後に続く行動やフォローに気をくばること。この心構えこそが重要だと考えています。

細部への配慮ができたのか?お客様にとっていいものを残せたのだろうか? さらに高みをめざすため何を学び、何を行動に移すのか。

さらに質の高い仕事を生み出し、よりよい仕事・自分自身の成長につなげよう。


余情を残す

「余情」とは、文字通り「余る情(じょう)」のことで、行為や表現の終わった後に残る余韻や美的感覚を指します。波が押し寄せ、エネルギーを発散させて砂をたたいたあと、さっと波が引いた感覚に似ています。

お客様や相談者様への心遣いや、業務の過程で生まれる丁寧さと細やかな配慮を通じて、目に見える結果だけではなく、お客様がその後も余韻を感じられるような仕事をすることにこだわりたい。

さて。行きましょうか。 そしてまたここに戻ろう

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